Harry Potter and the Half-Blood Prince
  ハリドラ的 感想文 その7


6巻を一通り読み終わって・・・・・・



まず、全体を通して読んでみて言えるのは「面白かった!!」ということですv
ダンブルドアの死亡という、もの凄く大きな喪失があったにもかかわらず、読後感が非常に良かったのも驚きでした。
4巻とほぼ同じ長さなのに、テンポが良かったのでしょうか、あるいは5巻の長さのあとだったせいでしょうか、最初か
ら最後まで、飽きることなく楽しんで読みきれました。
また、1巻から5巻までの間に提示されてきた、人物、小道具、トリックなどが徐々にまとまった形を取りつつあって、
いよいよ大詰め!!という程よい緊張感も保たれていて、ローリングさんが3巻を書き上げた時以来、こんなに嬉しか
ったことはない、とおっしゃっているのもナルホド、といった感じです。

さて、キャラ一人一人についての感想ですが・・・・・・トリオから。

ハリーは5巻でキレまくっていたのが大分(つーかほぼ完璧に?)収まり、思春期を無事ご卒業されたご様子です。
良かった良かった。それは良かったのですが、今回は出だし(1・2章)がついにハリー視点でなくなっていたり、過去
のエピソードを盛り込むためにペンシーブを使用(10・13・20・23章)したり、盗み聞きのために透明マントを使ったり
(6・7・15・27章)していたせいか、これまでにくらべ、若干ハリーの影が薄くなりがちでした。
特に27章はハリドラ的にもストーリー的にも超重要だってのに、読んでるこっちがハリーの存在を危うく忘れかける勢
いの影の薄さです。せめて一言でいいから、ヴォルとダンブルドアの狭間でゆれるドラコに
「行っちゃダメだ!」とか「帰ってくるんだ!」とか「愛してる!!!!!」とか言って欲しかったナー。
しかし!これまでヴォルから仕掛けてこられたら受けて立つ、という姿勢だったハリーが、自分の方からヴォルを倒す
と決意したこと。5巻の「殺すか殺されるか」という恐ろしい予言を、しっかりと受け止めるだけの強さをハリーが見せた
のは、凄いことだと思います。かっこよかったですvv
5巻でどうなることやらと危ぶまれていた、ダンブルドアとの信頼関係もきちんと取り戻し、26章からラストへかけての
やりとりは、本当に感動的でした。
良い意味で「普通の子」っぽく、だけど強くて男前のハリーにドラコもさぞかしクラクラしていたことでしょう。


ロンは相変わらず三枚目・・・かと思いきや、ラストでハリーが、結局ニセモノだったロケットを握り締めて、ホークルク
スを探す旅に出る、と決意するところで、当たり前のように「一緒に行くよ。」「僕達はいつだって一緒さ。そうだろ?」
って言ったのが良かったです。なんだかんだ言いつつハー子とも良い感じになっていたし・・・・・・7巻でもボケつつ、
キメるところでは意識しないうちにきっちりキメてくれそうですvv


5巻と映画アズカバンで、はっきり言ってハリーを完全に喰う勢いだったハーマイオニーですが、今回は悪い意味で
のでしゃばりがなくなり、1・2巻の頃の、トリオの中での位置を取り戻した感じで良かったです。25章や30章でのハリ
ーとの近さを見ていると、男女の友情が実在するかのような錯覚に捕らわれ(笑)とても爽やかでした。
ロンを思ってこっそり泣くところなんかはとても可愛かったし、超優秀なのは今までどおりだし。7巻ではぜひともその
頭脳を生かしてドラコを無事に保護していただきたいと思います。


ジニーはハリーの恋人ポジションに落ち着いたわけですが、なんとなく納得。そういえばハリーママ(リリー)も赤毛だ
ったし。なによりウィーズリー一家の仲間になれれば、公式のハリーとしては一番幸せでしょうしね。
実は5巻からハリーの前で緊張しなくなったのは良いにしても、急に男の子と遊ぶのに(←変な意味ではないです
よ!!)積極的になったことに、ちょっと違和感を覚えていました。
しかも6巻では、その華麗な男遍歴もハー子の入れ知恵だったことが発覚して、おいおい、くどいようだが児童文学
のヒロインキャラが、そんな打算的で許されるのか?と余計な心配までしちゃったりヾ
それでも、ダンブルドアの遺体のそばに立ちすくむハリーを、静かに迎えに来た場面や、ラストでそっとハリーを送り
出す姿勢をとってくれたのはすごくすごく良かったですvv映画に期待!!

良かったです…って思ってたんですけど、むしろ思おうと努力したんですけど、邦訳を読んでいたらムカついてきた
…なんでだろう。英語で読んだ時よりさらに強気っていうか勝気っていうか計算ずくのに感じてしまいました。絶対に
愛の妙薬(以下略)


ナルシッサですが、2章で一気にやられました・・・・・・素敵過ぎ。スネナルに萌えてもいいですか?むしろナルスネ?
小鳥遊の思惑が珍しくヒットし、ドラコ溺愛、夫もラブ!な奥様で嬉しかったですよー!!ベラとのやり取りも親密げで
良かったしーーー!!!映画ではぜひとも二コール・キッドマンで!!!!


で、今回の裏主役スネイプ先生・・・・・・要は6巻のタイトルって「ハリー・ポッターとセブルス・スネイプ」ってことだ
しな・・・・・・何があったか知らないが、ダンブルドアを殺したのは、私はひとえにドラコのためのような印象を受けまし
た……や、単にスネイプ先生が本気でラスボスって話なのかもしれませんが。
結果としてダンブルドアを裏切る形になった(もしくはそのように周囲に思い込ませる必要があった)のは、2章の誓い
が原因だった気がしてならないのです。
だから、5巻までの先生は決して悪い人じゃなかった。4巻でダーク・マークをファッジに見せた先生の覚悟が演技だっ
たとは思いたくない・・・・・・。
しかしそうなると真の黒幕はナルシッサってことでOKでしょうか(まて)

7巻では美味しいところを全部持っていくんだろうなーと思います。でも先生、お願い。死なないで。


最後にドラコですがもう何も言うことはありません。最初から最後まで姫でした。妖精でした。可憐でした。
むしろ6巻は「セブルス・スネイプと純血のプリンセス」くらいの方向で!!!!(←ハリドラー!!!)
6巻は受けドラコ満載で、そっちの意味でも素晴らしかったです。
また、ハリーのライバルとして、やっとハリーの成長に追いついた感じもします。もともと頭は良かった(ハズ)けれど、
5巻までは本当に甘やかされたボンボンだったのが、一気に急成長。せざるをえなかった・・・・・・ってところが切ない
ですが。
とにかく6巻で大量の夢を見させていただけたので、あとは7巻でおとなしく生き延びて、ハリーの元に返ってきてくれ
れば!!!つうか戻ってこい!!返してください、ヴォルディン!!!!ローリングさん!!!!!

ドラたんは7巻でハリーと手と手を取り合ってヴォルディを倒すでしょう。そんでもって7巻お遊び予想






プラスアルファで英語の話。
ページ数はUK版(ハリーとダンブルドアが火の輪くぐりしてる表紙)です。



「he is sixteen and has no idea what lies in store!」(第2章・38ページ)

シッシーの台詞。heはドラコのことです。ストア?ドラコはまだ16歳でお店でお使いもできないくらい子供だとでもいい
たいのか?や、いくらなんでもそれは……有り得る!!と思ってましたが、in storeで「準備」って意味でした。つまり
あの子は何をすればいいかも分かってないはずよ!ってことー……過保護萌。



Nott(第9章・176ページ)

すっかり見落としてましたがお米屋さんでウサギちゃんのセオドール・ノット、こんなところでちゃっかりドラコと愛のさ
さやきを交わしてました。スラグホーン先生の薬学の授業中。なんというかスペルにすると味気ない名前だ(失礼)。



Draco祭開催中(第15章・302〜303ページ)

スネイプせんせーがもう何かが外れてしまったかのようにドラコドラコ連発してるので思わずカウントしてしまいまし
た。二人でケンカのクリスマス。2ページで5回もドラコって呼んでました。そんな先生の一途な思いもどこ吹く風、当の
ドラたんは反抗期・思春期・真っ盛り。ベラ叔母様直伝のヒス炸裂させてます。



knitting(第24章・489ページ)

ハリーに滅多切りにされちゃったドラコをスネイプ先生が癒してあげるときの、先生の杖の動き。
「縫う」という表現からは手術用の針みたいなイメージをするべきなんでしょうが、どうにもロッキングチェアーに腰掛け
て編み物してるせんせーしか思い浮かびませんでした。服はネビルのおばあちゃん仕立て。



「There may be a certain amount of scarring,but if you take dittany immediately we might
avoid even that...come... 」(第24章・489ページ)

先生がドラコをホスピタルウィングに連れて行く時の台詞。
ええと、「傷が残る可能性があるが、すぐに処置を行えばおそらく避けられるだろう…来なさい…」……???
傷が残る!?ママが速攻駆けつけてハリーにアヴァダケタブラ発射しちゃいますよ。ついでにスネイプ先生も
保護責任遺棄の疑いでクルーシオくらいかけられちゃいますよ。たーいへーん。



He seized Malfoy by the scruff of the neck......(第28章・557ページ)

主語はスネイプ先生です。「scruff of the neck=くびねっこ
衝撃の決闘クラブ・映画版、今ここに堂々の復活!!!



Snape and Malfoy 愛の逃避行(第28章・558〜561)

スネイプとマルフォイ、って文章があっちこっちに散りばめられた28章。スネイプ先生が代名詞(he)になってるのも含
めて4ページで5回出てきました。最後は先生ったらかっこよく「Run,Draco!!」ですよーv
ステューピファイ乱発しながら追いかけてくるハリーからドラコをかばって「先に行け!我輩もあとで必ず…!」「そん
な…先生!!」「行けぇッ!!!(吼)」ですよーvv(←それは言ってない)