Harry Potter and the Deathly Hallows
  プリンセスドラたんフォーエバーその8


☆King's Cross -キング・クロス- 黒幕ダンブル第35章



アバダを食らったハリーが目を覚ますと、そこはキラキラ輝く靄の中でした。
そしてハリーは服を着たいと思いました。
またヌードか!ギャランドゥか!!!回転女史、何を狙ってんだ。やっぱり映画でダニエルに脱いでもらいたいのか…
…ファン的にはゴブレットのお風呂シーンでお腹いっぱいだよ、ダニエルの裸なんて……幸い服を着たいと願うと、服
が現れてササっと着ることができました。よかったね。

そしてハリーはどこからともなく赤ん坊の泣き声が聞こえてくることに気づきます。
近くの椅子の下に、ゾッとするように醜い赤ん坊がいました。恐ろしい。4巻の俺様復活シーンでピーターに抱っこされ
てた俺様みたいなもんですかね。
ハリーがどうしようと思っていると、どこからともなくダンブルドアが現れました。ダンブルドアの手は6巻のように黒焦
げになっていません。

「あなたは死んだはずでしょう?それじゃ僕も…死んだんですか」

と聞くハリーに、ダンブルドアはそうではないと言います。
ハリーの中には俺様が予期しなかった形で俺様の魂が入り込んでいました。
しかし俺様が復活した際、俺様はハリーの血を使いました。ハリーの血には、リリーの愛の守りがしみこんでいまし
た。その血を俺様自身も取り入れたことで、リリーの守りは俺様にも入り込みました。
つまりダンブーは、ハリーが死なないかぎり俺様も死なないのと同様、俺様が生きているかぎ
り、ハリーも死なないというのです。
俺様がハリーに発射したアバダは、ハリー自身の魂ではなく、ハリーの中に入り込
んでいた俺様の魂の欠片を破壊したに留まりました。
ハリーが改めて辺りを見回すと、両脇をレールが走っていました。ハリーは椅子の下で泣き喚く赤ん坊は何なんです
かとダンブルーに聞きますが、ダンブルーは「我々にはあれをどうすることもできない」と答えます。どうもこの醜い赤
ん坊が、ハリーの中に入り込んでいたヴォルの魂の欠片の象徴っぽいですね。

ハリーはさらに、ここはどこなのかと質問。逆にダンブーはどこだと思う?と聞いてくるのでハリーは「キングクロスの
駅みたいだ」と言います。ダンブーはクスッと笑うだけで明確な答えは出してくれません。
ダンブーはハリーのヒイラギの杖は、俺様と兄弟杖だった、そしてゴブレットの時に2本の杖がつながったことで、ハリ
ーのヒイラギ杖はそれ以後、俺様が他の杖を使ったとしても俺様自身を単体として判別し、特殊な反応(4章で金色
の炎を吹き出したみたいな)を示すようになったと言います。ここで杖は魔法使いを人として識別することが改めて強
調。
ハリーはそれじゃ死の秘宝の1つである最強の杖はどうなのか、俺様は最強の杖でアバダをかけましたよ、と言いま
す。

ダンブーは若かりし頃、グリンデルバルドと2人で死の秘宝集めに熱中しました。それがあれば魔法界はいまよりず
っと良くなると信じて。
グリンデルバルドは最強の杖を、ダンブーは復活の石をそれぞれ望みました。
ダンブーは復活の石を使って、妹のためにアズカバンで死んだ父、妹のために自分を犠牲にした母を蘇らせれば、自
分がアリアナのために犠牲にならずに済むと考えたのです。
ダンブーは自分は若い頃、それほど傲慢で愚かだったと過去を振り返ります。
そしてアリアナの死の際、ダンブーには誰が彼女を殺したか分かりませんでした。ダンブーはグリンデルバルドが真
の犯人を知っているのではないかと思うと、ぎりぎりになるまで、闇の力を伸ばしていたグリンデルバルドと向き合う
ことができませんでした。
ダンブーはずっと魔法大臣の任を断り続け、生涯ホグワーツの校長であり続けましたが、それは自分には世界を統
治する資格も、力もないと知っていたからなのです。即座に

「そんなことない、先生は最高の――」

とフォローを入れるハリー。ちょっと嬉しそうなダンブー。なんだよ、誘い受けか。

グリンデルバルドはダンブーの手によってグリ専用監獄に投獄されました。そしてグリが持っていた最強の杖はダン
ブーの物に。
そういえば、本当にそういえばなんですけど、グリンデルバルドって死んでなかったんですよね。23章で俺様に殺され
るまで。
てっきり1945年にダンブーに殺されたのだとばかり思っていたので軽くめまいがするくらいビックリしました。
そのグリですが彼も最期の瞬間に、俺様に最強の杖はダンブルーが持っていることを告げませんでした。もしかした
らグリも、あの冷酷非道なグリンデルバルドも、ダンブーの妹を追い詰めたこと、そして自分が投獄されるまでやって
きたことに、一抹の後悔があったのかもしれない、とダンブルー。甘いなぁ。
なんなんだよぅ、 ダングリ いいじゃないですか、ダングリ!!

ダンブルーはハリーに死の秘宝の話をしなかったのは、ハリーが自分と同じ過ちを繰り返してしまうのではないかと
恐れたからだそうです。ダンブルーはゴーント家の指輪を破壊した時、それが危険だと分かっていながらも、アリアナ
の霊を呼び出したいという誘惑に勝てず、呪いの罠にはまってしまいました。それが結果として彼の寿命を縮めること
に。
ダンブルー、意志弱いよ、ダンブルー…そんなんじゃ一瞬でみぞの鏡のとりこになっちゃうよ…だからあの鏡、1巻
で移動させたのか…

さらに3兄弟の死の秘宝のおとぎ話は、あくまでおとぎ話だったとダンブルーは言います。
ペヴェレルス3兄弟は実在しました。しかし彼らが死神から秘宝をもらったというのは伝説にすぎません。ダンブルー
の彼らは自身が秘宝を作ったか、あるいは旅の途中で出会った魔法使いからその秘宝をもらったのではないかと言
います。
それらの秘宝は実際に強力な魔法力を持っていたがために、長い年月を経て、死の秘宝伝説に尾ひれがついていき
ました。

いずれにせよ、死の秘宝3つをそろえれば、誰でも死の支配者になれるという伝説は嘘です。実際に3つの秘宝をそ
ろえ、死の支配者の資格をもてるのは100万人に1人くらい。
その1人こそが、最強の杖でもなく、復活の石でもなく、死神から逃れ、しかし自然に訪れる死を受け入れた3番目の
弟の秘宝、透明マントを使い続けてきたハリー、君だ。

んーと、ここが良く分からなかったんですけど、ようするに上2人の秘宝に比べて透明マントは比較的どうでもいいアイ
テムだというわけで、ダンブルもグリも俺様もその他諸々もあまり注意を払ってこなかった。けどハリーは死の秘宝の
誘惑に負けずホークルックス破壊を優先させた上、透明マントを活用して数々のピンチをくぐり抜けてきた。さすがは
イグノトゥス・ペヴェレルスの末裔、真の死の支配者!万歳ハリー・ポッター!ってことでいいでしょうか。
すみません、ここ、本当に意味が分からなかったんですが、たぶんどうせハリーの心はこれまで死の秘宝を求めてき
た誰よりも純粋で穢れなくて最高って言いたいんだと思います。ダンブルドアとローリングてんてーのことですから、た
ぶんきっとそうです。

ダンブルーはハリーの両親が死んだ夜、ジェームズがこれって死の秘宝じゃない?と言い出した透明マントを調べる
ために持ち帰っていたことを悔やんでいます。ハリーは、透明マントがあったとしても、彼らの死は防げなかったはず
だ、とダンブルーを慰めました。ここはしんみりした中に力強さがあってかなり好き。

結局ダンブルーの死因は自然死(指輪の呪いのせいだけど)でした。スーてんてはそれをアバダ演出しただけ。ハリ
ーは、ダンブルーは自分自身の自然な死と共に、魔法史を血で彩る最強の杖の力を終わりにさせるつもりだったの
かと尋ねます。
元の持ち主が誰からも屈せられることなく死んでいけば、杖は新しい主人を認識することも無い。だから最強の杖の
最後の持ち主であったダンブーが誰のせいでもなく死んでいけば、杖はその力を失う。

ってちょっと待て。

ダンブーは俺様がいずれ最強の杖を狙うと予想してたんだよね?だから杖の力を自分の死と共に封じてしまおうと思
ってたんだよね?
でもダンブー、スーてんてーに自分を殺すふりをしろって言ってたよね?
だから俺様、スーてんてーを殺したんだよね???そりゃ殺すよね。
……ダンブー、スーてんてーが死ぬことも計算の内だった????
ガクガクブルブル。ダンブー最凶黒幕説再浮上。まあしょせんダンブーはハリーさえ幸せならそれでいいんでしょう
ね。ハリーとグリフィンドールにだけはめっちゃ甘いもん。

しかし杖はその力を失わなかった。ダンブーの杖の力封じ込め作戦は失敗しました。何故だと思う?と尋ねるダンブ
ー。ダンブーを見つめ返すハリー。
しばらくたってから、ハリーは還る(生き返る)ことを決意します。このままここにやってきた列車に乗り込むと、本当に
死んでしまうらしいです。
これって現実なんでしょうか。それとも僕の妄想?と聞くハリーに、ダンブルーはもちろん妄想だよと答えます。

「しかし、君の頭の中で起きている出来事が現実でないとどうして言い切れるかね?」

このラストの台詞、最高にダンブルーらしくて大好きです!







☆The Flaw in the Plan -計画の落とし穴- 闇の帝王ハリー・ポッターな第36章



ハリーはこの世へカムバックします。アラゴグの巣の淵でハリーは倒れたまま動かずに様子見。
俺様もハリーをアバダした瞬間、倒れこんだようです。俺様を心配して駆け寄るベラたん。
ベラたんが生涯をかけて愛したのは夫ではなく俺様だけだったのです(ローリングさんのチャットより)。
ベラたんは俺様には、恋人へするかのように甘ーく語りかけるのです。ロマンティックベラたん。レストレンジ、泣いち
ゃ駄目だ。男の子だろ。
手を貸そうとするベラたんを「大事無い」と追い払い、一人で立ち上がれるところを見せつける俺様。

俺様はハリーが本当に死んだかどうかを確かめる役に、シッシーを指名。
思えばこれが運命の分かれ道でした。
死んだふりをするハリーに、想像もしなかったほど優しいタッチで触れるシッシー。ハリーの顔に、そして胸元にシ
ッシーのひんやりとした柔らかな指が触れていきます。ハァハァハァハァハァ。ここの表現は妙にねちこくて淫靡。
ハリーったら全身の感覚が過敏になってます。きっとドラたんがハリーにぎこちなく触れてくる時の感触を思い出して
血流大上昇だったに違いありません。
心臓がドキドキしてるわけだからシッシーにはもちろん、ハリーは生きていると分かります。
しかしシッシーはハリーの頬に自分の金髪が触れるほど身をかがめ、ハリーの耳元まで1インチのところで囁きかけ
ます。いいのか。これは児童書として許される表現なのか。一歩間違えば初体験は同級生の美人ママ☆
のアオリがついたフランス書院行きですよ。

「私の息子、ドラコは生きているの?お城にいるの?」

母上ぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!
今更言うまでも無いけれど、シッシーはドラたんが一番大切なのね。ドラたんを産んでくれてありがとう母上!!!!
ハリーは小さく囁きかえします「その通りだ」
シッシーはすっくと立ち上がると「彼は死んでいるわ!」と宣言。
もはやシッシーの念頭には俺様の勝ち負けなんぞこれっぽちもなく、ドラたんがいるお城の中に迅速に侵入すること
しかありません。
そしてシッシーの土壇場の判断が、この後、シッシーが何より守りたかったルッシーとドラたんを救うことに……!!

俺様は狂喜乱舞してハリーにステップしながら「クルッシオ!」してハリーが死んでいるか再確認。シッシーに確
認させる必要ないじゃん。
ハリーはクルーシオにも身動きせずに耐えて見せます。なんでハリーが耐えられたかはこの先で。

俺様はハグリットにハリーをホグワーツ城まで運ぶように命令。ハグリットは泣きながらハリーを抱えあげます。
玄関ホールにて

「ハリーはお前たちがこいつのために命をかけて戦っている時に、1人だけ逃げ出そうとして死んだ」

と宣言。抵抗勢力の気力削ぎを図ります。
俺様!!小物にもほどがあるよ俺様!!やることなすことバイキンマン並の卑屈さと矮小さを感じさせるよ、俺様!

ハリーの遺体(生きてるけど)を転がし、俺様はホグワーツ勢力を前に降伏を要求。
先頭に立って反発しようとするネビルに、俺様はお前は純血だから、今からでも俺様側に来ることを許してやると言い
出します。しかしネビルは決して俺様に屈しないと一刀両断。啖呵切ったネビルがかっこよかった!

俺様はネビルの無謀さを嘲笑うと、組み分け帽子を召喚。ネビルの頭にかぶせます。
そして「もはやホグワーツに組み分けは必要ない」と宣言。ネビルの頭の上で帽子を燃やします。

みんなの視線がネビルに集まった瞬間、ハリーはこっそり透明マントを取り出し隠
れます。

主人公―――――!!!!!!英雄――――――!!!!!!!何やってんだお前!!!!!かっこ悪いよ!
最悪だよ!ネビルの頭が燃えてるんだぞ、助けてやれよ!
しかしハリーに見捨てられたネビルは、自力で燃え盛る組み分け帽子の中からグリフィンドールの剣を取り出しま
す。グリップフックはグリの剣はゴブリンのものだと主張していましたが、結局彼は間違っていたのです。グリの剣は
あくまでグリのものであり、真のグリ生ならば組み分け帽子からグリの剣を取り出すことができるのです。

ネビルは取り出したグリの剣で、問答無用でナギニの頭をころりんぱ。

ホークラックス・ナギニ編。完。

引っ張った割に裏ヒロインのはずのナギニたんはあっさりばっさりあの世へGO!
いつの間にかハリーが消えていることに戸惑いつつも(気づけよ俺様!!)、戦闘再開。

グロウプは俺様が連れてきた巨人たちと戦います。さらにケンタウルスたちもホグワーツを守るために参戦。フィレン
ツェを許してくれたわけではないけど、彼らにとってもホグワーツは大切な場所だったのです。
そして最高だったのはホグワーツの屋敷しもべ妖精たちのリーダーがクリーチャー!

「戦え!戦え!!屋敷しもべ妖精の守護者であった偉大なるレギュルス様の名にかけて戦え!!!」

クリーチャーぁあぁあぁあぁあああ!!!!!! お前いいヤツだな!
回転さんのチャットによるとこの戦いにはウィンキーも参戦していたようです。相変わらずバタービール中毒だけど。

ジョージとリー・ジョーダンはヤックリーを床になぎ倒しました。フリットウックはドロホフに悲鳴を上げさせながら倒しま
した。ハグリッドはマクネアを投げ飛ばし、ロンとネビルはグレイバックを床に転がしました。アバフォースはルックウッ
ドを失神させ、アーサーとパーシーはチックニースを攻撃しました。
ルシウスとナルシッサは群衆の中を駆け出していきましたが、それは戦闘
に参加するためではなく、息子を探すためでした。

なんなの夫婦!!!!!!!!!!!!!!!!
血なまぐさい戦闘の中でどんだけほのぼのさせたら気が済むんだ!! マルフォイ家はハリポタ界の良心ですよ。う
ん、実はそうだったんだよ。みんなの心を和ませるマスコットファミリーだったんだよ。だから俺様もルッシー大好きだ
ったんだよ。癒されたかったんだよ。早くドラたんを見つけてあげて!

ヴォルデモートはマクゴナガル、スラグホーン、キングズリーの3人と同時に戦っていた。

えぇえぇぇぇえぇ俺様、手こずってますよ!3人がかり程度に手こずってますよ!俺様って実はマグルの警官隊100人
くらいで取り囲んで発砲したら、案外簡単に倒せたんじゃないでしょうか。その程度にしか思えません。
そもそも他のデス・イーターたちも弱すぎじゃね? 早々に寝返り決めて息子探して走り出したマルフォイ夫妻は勝ち
組。
ベラたんはハーマイオニーとジニー、ルーナを相手に。ベラたんの呪文がジニーを掠めます。ネビルのことは見捨て
たくせに、ジニーのピンチに思わず杖を構えるハリー。最低。
しかしハリーを押しのける勢いで加勢してきた人物が!!!!

「NOT MY DAUGHTER, YOU BITCH!」

モリーかあさあぁあぁあぁああん!!!!!いやビッチはあなたの娘ですから!!!!
ベラたんはなおも余裕でフレッドのことなどを持ち出し(さすがに酷い…)モリー母さんを挑発しますが、キレて最強化
したモリー母さんがベラたんにメチャクチャに呪文発射。
母さんを助けようと近寄ってきた仲間達も振り切り、

「彼女は私の獲物よ!!!!」

と叫ぶモリー母さん。

「You - will - never - touch - our - children - again!」

放った呪文がベラたんの胸直撃。

ベラトリックス・レストレンジ死亡?

べ、ベラたん……!!!!!いや、どうもベラたんはここで死んだという解釈が多勢を占めているのですが、原書の
中に死んだと明言されているところはない気がするのでベラたんは失神させられただけだということで話を進めたいと
思います(まて)。

倒れたベラたんを見て金切り声を上げる俺様。俺様もなんだかんだベラたんを頼りにしてたのね!俺様
は女の子を好きになったことがないらしいけど、一応心配されてるよ!よかったねベラたん!!!!

俺様はモリーに襲い掛かるので、いよいよ印籠を取り出すときが来たとばかりに透明マントを脱ぐハリー。ざわめく群
集。びびる俺様。

「僕は他の誰の手助けもいらない。これは僕が終わらせなくちゃいけないんだ!」

お前さっきまで隠れておいて今更なにをカッコつけているんだ。

リリーの愛の守護が俺様の中に入り込んだおかげで死なずに済んだことを告げるハリー。動揺しながらも、愛がなん
だ!そんなものがなんの役に立つ!と一生懸命笑い飛ばそうとする俺様。頑張れ。
リリーに愛の守護を教え、自分を倒そうとした最大の敵・ダンブルドアは俺様が殺したんだ!と叫ぶ俺様。しかしハリ
ーはお前は間違っている。と言います。
俺様は「間違ってないもん!ダンブルドアは死んだもん!!!」と再度主張。

"Severus Snape wasn't yours," said Harry.
「セブルス・スネイプは、お前の物じゃなかったんだ」と、ハリーは言った。

"Snape was Dumbledore's."
「スネイプはダンブルドアのものだったんだ」

あれどうしよう。最終章でハリーが公の場でダンスネ宣言しちゃったよ。
スネイプは僕の母を愛していた。お前が僕の母を殺した瞬間からスネイプはお前のものではなくなったんだと高らか
に言い放つハリー。手の上の小鳥ちゃんだと信じていたスー先生が実はダンブルーのお手つきだったと知らされた俺
様は可哀想なくらい動揺しながらも、でも俺様は最強の杖を持ってるもん!俺様最強だもん!!と必死のPR。あんま
り苛めるなよ、ハリー。
しかし虐めっ子魂に火がついたハリーは留まるところを知りません。

"Think, and try for some remorse, Riddle.
 It's your one last chance,"

「今までお前がやってきたことを考えろ。そして悔いろ、リドル。これはお前に与えられた最後の機会だ」


ハリーぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃ!!!!!!!あんたって子は…! お母さんはあなたをそんな子に育てた覚えは
ありませんよ! 黒オーラが駄々漏れしすぎてブルブルです。せめて少しは隠しなさい。
さらに怒りで青ざめる俺様に 「お前は失敗から学ばない奴だよ…」 とまで駄目出し!!!!!
こんなのもう児童書の主人公じゃないや!

ハリーはいまや完全に追い詰められ、健気にも最後の気力で逃げ道を探す俺様を、容赦なくいたぶり、公開言
葉責めにかけます。これで俺様も1章でのルッシーの気持ちが分かったことでしょう。
俺様の計算ミスについてハリーは語ります。

♪俺様が最強の杖を獲得するまでの道のり

ステップ1:グレゴヴィッチからグリンデルバルドが奪った
ステップ2:グリンデルバルドを倒したので杖はダンブルドアのものに
ステップ3:スネイプ先生がダンブルドアを殺したので杖の所有権はスネイプ先生に移行
ステップ4:俺様がスネイプ先生を殺したので杖は俺様の物☆

しかしハリーはこの過程には重要なポイントが抜けており、それが正しく計画の穴だったと俺様に懇切丁寧に説明。
スーせんせはダンブルーの死を演出しただけでダンブルーを殺してはいません。よって、ステップ3は単なる俺
様の思い込み。 スーせんせは杖の所有権を持ったことはかつて一度もなかったのです。うわぁあああぁあん!
スー先生がダンブルー殺してないのは嬉しいけど、それじゃスーせんせが犬死すぎる……!!!!!

ダンブルドアは(スーせんせを犠牲にしてでも)自分の自然死と共に杖の力を封印したいと望みました。しかしここに
も計画の穴が!!なぜならばダンブーが6巻で天文塔から落下する前に


ドラたんがダンブルドアを武装解除してたから。

なななななんだってぇぇぇぇぇぇ――――――――ッ!!!!!

つまりステップ3の時点で杖の所有権はドラたん自身も知らない内に、ドラたんに移っていたというのです!!!!
ドラたん!!!あの6巻でのエクスペリアームズにそんな意味があっただなんて!!!ドラたん!!!!
いつの間にか最強の杖の持ち主になっていただなんて!!そんな重要キャラだったなんて!!!!!
ハッでもドラたんが最強の杖の持ち主だったら、今度はドラたんが俺様から狙われちゃう!!大変!!!!
案の定俺様は

…after I have killed you, I can attend to Draco Malfoy .

って言いました! ちなみにここをはるかのPCの自動翻訳に突っ込んだら

「私があなたを殺した後で、私はドラコ・マルフォイの面倒をみることができる」

って出てきました!!!!俺様ー!!!ハリーの死後は俺様がドラたんの面倒をみてくれるの!?ドラたんを可愛
がってくれるならもう誰でもいいです、よろしくお願いします!!!(止めておけ)
そんな俺様のハニー陵辱宣言にハリーは不敵な笑みを浮かべて反撃。お前はもう時機を逸している。なぜならば


「I overpowered Draco weeks ago.」

僕は何週間も前にドラコを力づくで征服したんだ



I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.
I overpowered Draco weeks ago.



☆D☆ra☆co☆


ハリーがついについについにドラたんのことをドラコって言った!!!!言った!!!!!言ったよね!
みんな聞いてたでしょ!!!??? ドラコだよ、ドラコ!!! 名前で呼んだよ、ドラたんのこと!!!!
ドラたんどこにいるのー出ておいでドラたん!!!!!!!!!

お前が目をつけるよりずっと前に僕はドラ子を自分のものにしていたんだと、サンザシの杖を掲げて見せるハリー。
そして ドラ子を征服しつくしたハリー こそ、真の杖の所有者だと全世界
に向けて宣言。
最強の杖は俺様の手の中にあるものの、真の主人であるハリーに対して傷付けることはできません。だからさっきの
クルーシオも耐えることができたんでしょうね。そして―――



「アバダ・ケタブラ!」
「エクスペリアームズ!!!」



俺様はアバダを放ちますが最強の杖は吹っ飛んで真のご主人、ハリー様のもとへ。そして真の主人を決して傷つけ
ることがない最強の杖は、俺様が放ったアバダ・ケタブラを俺様に向けて逆噴射。


トム・M・リドル死亡。


7巻構成で頑張った割にあっけない最期でした。16年前同様行方不明的曖昧エンドになるかと思いきや、こんどはち
ゃんと死体も残ったよ。まあ綺麗な終わり方だったんじゃないですかね。結局ハリーは禁じられた三魔法の内、アバ
ダだけは未体験のまま戦いを終えることができました。ワーワーパチパチ。あ、夜明けだよ。この世に明けない夜は
ないんだね!

大広間はハリー・ポッター国家主席万世祝宴会場に変わります。寮のくくりもなくみんなが大騒ぎしながらあっちこっ
ち行ったり来たりしててすごくにぎやかな雰囲気。
そして行き交う人々の中、ぽつんと取り残された形のマルフォイ一家。ここにいていいのかなぁという感じで戸惑いつ
つも、彼らは3人揃って、しっかりと抱きあっていましたよ。ゴメン。ここで不覚にも泣いた。

いや、全然泣くような箇所じゃないと思うんですよ。サラッと書かれているだけで、しかもマルフォイ家軽くはぶられて
て、感じ良くないし。だけど戦いが終わったあと、親子3人抱きあっていられるって、それすごい幸せなことじゃない?
ドラたんが6巻で死ぬほど追い詰められたのも、ルッシーがプライド捨てて家屋敷から杖に至るまで俺様に提供した
のも、シッシーが決死の覚悟でハリーを救う選択をしたのも、全部無駄にならずに済んだんだって思ったら、本当に泣
けてきて。
よかったねドラたん。よかったねシッシー。いい奥さんもらって可愛い息子に恵まれて超勝ち組だったね、ルッシー。

トリオは歓喜に湧くホールを透明マント着用でこっそり抜け出し、校長室へ向かいます。
ナイジェラスが「この戦いでスリザリンが果たした役目を末代まで語りづくのじゃ!」って言ってて可愛いの。
ハリーはダンブルドアの肖像画に全てが終わったことを話します。そして森の中に復活の石を落としてしまったけど、
それを取りに戻るつもりはない。それでいいですよね?と尋ねます。ダンブルドアにっこり。
そしてハリーは、折れてしまった不死鳥の杖を、最強の杖でレパロ。最強の杖をこれ以上使うつもりはないと言いま
す。
「こっちの方が僕には合ってる。もうやっかいごとはたくさんだよ」
と言って。
ハリーが、イグノトゥス・ペヴェスレルと同じように自然な形で人生を終えたとき、この杖は所有者と力を失うのでしょう
……






※業務連絡※

7巻発売以前から全世界で猛威をふるっている、7巻エピローグ二次創作との入れ替え呪いですが、現在ではもはや
入れ替え呪いがかかっていない7巻のほうが稀少となっているようです。
入れ替えられた方のエピローグがお気になる方は、素晴らしくまとめてくださっているこちらのサイト様方をご覧になっ
てください。








☆The Nineteen Years Later -19年後- いつまでもお幸せになエピローグ



その年の秋は突然やってきたようだった。
砂浜から見える海の色は夏の青さから僅かに変化していた。2人は浜辺に立つ小さなコテージのドアをノックした。

「アリー!」

ドアを開けた銀髪の美しい女性がハリーに抱きつき、頬にキスをした。

「よーく来てくれましたね。ドラコ、あなたも」

フラーは上機嫌で、やや広くなったドラコの額に音をたてて素早くキスした。

「やぁ、いらっしゃい」

シェルコテージの奥から出てきた青年は、こげ茶色の髪の毛をくしゃくしゃにしていた。彼は2人を二階へ案内した。

「他のみんなはもう来たの?」

ハリーが尋ねると、テディ・ルーピンは白い歯を見せて笑った。

「満員御礼だよ。さっきまでハーマイオニーとロンが遊びに来ていたんだ。明後日にはヴィクトワールのおじいちゃんた
ちがフランスからやってくる予定になってるんだ」

二階の奥のドアを開けると、ビルとフラーの娘、ヴィクトワールがベッドに上半身を起こした状態で待っていた。

「ハーイ、ハリー。ドラコ。私の可愛い天使たちをみーてください」

フラー譲りの美しい銀髪と、かすかなフランスなまりを持ったヴィクトワールは、ベッドから身を乗り出して、傍らのベビ
ーベッドに手をかけた。
ベビーベッドの柵の中では、2人の赤ん坊がすやすやと寝息をたてていた。

「魔法使いと、マグルと、人狼と七変化とヴィーラの血を受け継いだ天使達でーす」

ヴィクトワールは夫のテディに微笑みかけた。
赤ん坊は1人が黒髪、もう1人は金髪だった。
ハリーの横でドラコが興味深げにベビーベッドを覗き込んだ。

「そういえばあーなたたち、まだ一緒に暮らしてるですかー?」

お茶を運んできたフラーが尋ねると、ドラコは不機嫌そうに眉をしかめた。

「ハリー、いいかげんに決闘してあげれば?もう19年だろう」

テディも口を挟んだが、ハリーは肩をすくめただけだった。
19年前、ホグワーツでの戦いの後、ハリーは二つに割れてしまっていたヒイラギと不死鳥の尾羽の杖を、エルダー・
ワンドで修復した。そしてヴォルデモートを倒したときに使っていたサンザシの杖は、ドラコ・マルフォイに返した。
ドラコは戸惑いながらも、ハリーに礼を言って自分の杖を受け取った。
しかし数時間後、ドラコはハリーの元へやって来ると、突然決闘を申し込んだ。
サンザシの杖は、ハリーがドラコから取り上げた時にハリーを主人と認めてしまっていた。そのせいで、ハリーがドラ
コに杖を与えただけでは、ドラコを主人と見なさず、上手く魔法が使えなくなってしまったというのだ。
杖を再び自分の物とするためには、ドラコがハリーを決闘で倒さなければならないが、ハリーは面倒がってドラコの要
求を聞き入れなかった。
冗談じゃないとドラコは息巻いたが、ハリー自身に真剣な勝負をする気がない以上、どうしようもない。
そこでハリーはドラコに「僕がその気になったらすぐに決闘できるようにいつもそばにいるしかないね」と言ったのだっ
た。
以来、2人はグリモールドプレイス12番地で19年間、一緒に暮らしてきた。
クリーチャーはホグワーツからグリモールドプレイス12番地に戻り、今もハリーのために仕えてくれている。

ハリーはふと壁に貼られた写真に目を留めた。モリーそっくりになったジニーが、7人の子供たちに囲まれて立ってい
る。

「わたーし、アリーはジニーと結婚するかと思ってました」

テディが不安げな瞳でハリーを見たが、ハリーは安心させるように笑うと軽く首を振った。

「僕はエルダー・ワンドの最後の所有者になると、ダンブルドアと約束したんだ」

ハリーはジニーにその決意を告げた時のことを覚えていた。いつも泣かなかった彼女はその時、泣いた。
しかしハリーは決心はもはや揺るがなかった。ペヴェスレル家の最後の子孫として、エルダー・ワンドの力を封印す
る。そのためには、ハリーの血を受け継ぐ子供を残してはいけない。
二人が別れてから一年後、ジニーはチャドリー・キャノンズの二軍の選手と結婚した。ジニーが日刊予言者新聞のク
ィデッチ記者として取材した時に知り合ったらしい。頭は良くなさそうだが、誠実な人柄でアーサーもモリーも実の息
子同様に可愛がっている。そして今では彼女は7人の子供たちの母親だ。

「テディ、もう何百回も言ったと思うけど、君のせいじゃないよ」

夫と娘夫婦を失ったアンドロメダは、テディ・ルーピンが二歳の時にこの世を去った。ハリーは名付親としてテディをグ
リモールドプレイス12番地に引き取り、精一杯の愛情を注いで彼を育てた。
最初の内は見ているだけだったドラコも、少しずつ従姉妹の息子と打ち解け、ハリーに手を貸すようになった。
19歳の男二人だけではどうにもならず、モリーやハーマイオニーの手を借りることも多々あったが、テディ・ルーピンは
心配されていた人狼の兆候も出ず、元気に育ち、ホグワーツを卒業後、ビルとフラーの一人娘であるヴィクトワールと
結婚した。

「僕はハリーとドラコを、本物の父親のように思っているよ」

テディは静かに言った。

「だからお願いしたいんだ。僕とヴィクトワールの子供たちの名付親になってもらえないかな」

ハリーとドラコは思わず顔を見合わせた。

「わたしたち、よーく話し合いました。あなーたたちに選んでもらうのが、一番いいって決めまーした」

ヴィクトワールは枕の下から一枚の羊皮紙を取り出し、ハリーとドラコに手渡した。そこにはアルファベット順にぎっしり
と、ありとあらゆる名前が書かれていた。

「名前の候補はここまで絞り込んだんだけど、最後は決めてもらいたいと思ったんだ。父さんたちに」

ハリーは羊皮紙の一番上の名前に釘付けになっていた。他の名前など目にも入らなかった。ハリーが最初の名前を
指差したのと同時に、ドラコも羊皮紙の一番下に書かれた名前を指差していた。

「アルバス」

テディがゆっくりと頷いた。

「セブルス」

黒髪と金髪の赤ん坊を見比べ、彼は満足げに言った。

「きっとそうなるって思っていたよ」

ハリーは笑った。黒髪のアルバスが寝返りを打ち、その傷のない額をカーテンから差し込む夕日が優しく照らし出し
た。




END
















長らくのご愛読、ありがとうございました。J.K.ローリング先生の次回作、「アルバス&セブルスとパーセルタングのト
ロフィー」にご期待下さい。